ウェブ広告はどう運用すればいいですか?

post on 2020/11/13

カテゴリー:広告

ウェブ広告の運用に悩まれている多くの方がウェブ広告を長期的に運用したことない、もしくはほとんど出稿したことはありません。
ですから、まず基準となる数字を作りましょう。
まず捨て金と言い切れる予算内で

は必ず把握してください。
1CVでどのくらいの予算をかけられるのかも事前に決めておくと改善の目安となるでしょう。

プル型とプッシュ型を使い分けましょう。

広告には大きくプル型とプッシュ型が存在します。
ユーザーの行動を前提とするプル型は検索連動型広告がその代表です。
検索連動型広告はユーザーの検索行動が必要となるためターゲットは絞られますが、検索している時点で興味や知識があるはずで、おのずとCV率が高くなります。
CV率が高いため競合することも多く、結果的にクリック単価は高くなることが多いでしょう。
クリック単価がある基準に達した時点で撤退を含め広告戦略を見直した方が良いケースがあるので留意してください。

ディスプレイ広告(様々なホームページに掲載される広告)やSNS広告はユーザーの行動とは無関係に表示されるためプッシュ型に分類されます。
SNSで広告を見て、こんなのクリックする人いるのかな?と思った経験は誰にでもあると思います。投稿が届く機会は間違いなく増えますし、まだ誰も知らないサービスであってもユーザーに届けることができる点が強みですが、相手は広告を見るためにそのページ(SNS)にアクセスしているわけではないため、CV率は圧倒的に低くなる傾向にあります。

リマーケティング広告

自分のサイトに訪れた経験のあるユーザーだけに配信する、といった広告設定をリマーケティング広告と呼びます。
リピーター狙いの場合は考慮してみてください。

リスティング広告とSNS広告の特徴

リスティング広告はSNS広告と比較してクリック単価が高い傾向があり、SNS広告はリスティング広告と比較して成約しにくい傾向があります。
クリック単価の安さだけでSNS広告が採用されることがありますが、安いには理由があることを知っておきましょう。

広告運用はAIが行っています。

現在多くの広告において運用はAI任せです。
その基準となる広告戦略は広告出稿時に決めることが多いです。
その上で以下のことを知っておいてください。

AIは成功体験で育つ

戦略は「成功したケース」を踏襲していくことで組み立てられます。
逆に成功体験が得られない設定ではAIは永遠に効率的に働きません。
例えばコンバージョン数が最大化になる戦略を設定したけど、コンバージョンがずっと0の場合、その戦略では以後もAIがうまく機能しないと思ってください。
イメージしやすいようにコンバージョン数を例に説明しましたが、設定によってはその過程もAIが学習できるようになり、広告対象を類似ユーザーに絞ることが可能になります。

戦略で広告の問題点をあぶり出す

広告を出す以上多くの場合コンバージョン数の最大化が命題ですが、常にコンバージョンが獲得できるわけではありません。
CVが発生しない理由となる問題は大きく分けて3つ。

これを改善していくために、確実に成功できる他の戦略の採用を考慮してください。
例えば広告のクリック数最大化戦略であれば、CV数最大化と比較してたくさんの成功数を獲得できます。この成功した事例をもとにAIが最適化していくのですが、広告配信初期において大切なのはむしろ失敗体験です。

失敗も成功の母となる。

広告配信後最初にチェックするのは「適切ではない広告配信が存在しないか」です。
失敗から原因を紐解くのはまだAIでは難しいため人間の担当分野になります。

適切ではない広告配信の例)
過払い金請求の検索連動型広告で「借金 取り立て方」という検索語句に対する広告はターゲットが異なるため無意味。(この場合検索しているのは取り立てる側ですよね)

検索連動型広告であれば、検索語句(クエリ)から表示すべきではないクリックはすぐわかります。SNS広告であっても販売店が存在しない地域のクリック。LPに移動後直帰しているクリックの属性のクリックなどの配信を止めることで、広告アカウントを最適化することができるのです。

どのSNS広告を出すべきか

SNSはその媒体によって共有しているものが異なります。
Facebookは個人情報(スキル)を共有。
Twitterは今(時間)を共有。
インスタは画像を共有しています。

Facebookは登録された情報が実際の個人情報に近いはずなので、もっとも適切に属性を絞ることができるSNSです。
他のSNSと比較すると年齢層が高めで、ターゲットはアカウントの関係者に近しくなる傾向があります。

Twitterは検索しても出てこないような速報性の高い情報に合わせて広告を配信する際におすすめです。例えばイベントと合わせた広告などはTwitterを検討してもよいでしょう。
アカウントの属性は信用できません。ひとりでいくつものアカウントを使いわけているケースも多いため、広告を見たアカウント数=実際の人数という保証はありません。
匿名性が高いため、炎上しがちである点も考慮しましょう。行動の
インスタはそのままですが画像を共有します。ビジュアルで訴求できる商材の場合や、メインターゲットが女性である場合におすすめです。

アカウントへのいいねがクリック単価を安くする

普段あまり意識されていない方も多いと思いますが、多くのSNSでアカウントへのいいねが多い方が広告のクリック単価が安くなる傾向があります。
アカウントへの印象が良い方がCVが得られる可能性が高いというのは納得できますよね。SNSは常にアカウントそのものの影響力が関係するメディアなのです。
SNSのメインは消費行動ではないわけですから、普段の投稿も商材・サービスだけでなくユーザーの得となる配信を心がける方が言い値の獲得につながる可能性があります。
少し回り道に感じるかもしれませんが、一件無関係な投稿もいいねを獲得できれば広告との相乗効果が得られることがあることを知っておいてください。

まとめ:強い広告アカウントを作っていくのは経験と改善の継続が必要

AIであれ人間であれ強い広告アカウントを作っていくには客観的データという経験が必要です。

そして最後に覚えておいていただきたいのは、商品・ホームページ・広告以外にも外的要因が存在するという点です。
マスメディアで特集された。競合の商品が品切れになった。芸能人がシェアした。
自分たちが関与できないところも影響する点を忘れないようにしましょう。
だから自分たちだけでなく別のメディアをチェックすることも大切ですよ。

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