レスポンシブ化とは

post on 2018/04/17

カテゴリー:コーディング

スマホが普及する前はホームページは主にパソコン向けであり、別ページとしてモバイル向けを別途作ることが一般的でした。
スマホが普及した今、むしろ職場を除いて、ホームページをパソコンで見ている人の方が圧倒的に少なくなってきています。
そこで現在のホームページはレスポンシブ化と呼ばれるスマホ対応が一般的となりました。

レスポンシブ化とは

従来のようにパソコン向けとモバイル向け、2ページ用意するのではなく、1ページで2つの体裁(パソコン向け・スマホ向け)を持つページをレスポンシブ化されたページと呼びます。
便宜上2体裁と説明させていただいておりますが、スマホ端末によって画面のサイズがバラバラであるため、どのような端末で閲覧されてもある程度画面に収まるよう設定されています。
ですから、レスポンシブ化とは1ページで複数の体裁を持っており、アクセスしてきた端末の画面サイズに応じてレイアウトを変化させるページというのが正しい説明になります。
とはいえ、現存するすべての端末で動作確認することは不可能なため、いわゆるモダンブラウザ(近年登場したブラウザ)とスマホの2体裁に対応させているという説明に落ち着きます。
2020年1月にサポートが終わったWindows7のInternet Explorer11は厳密にいえば動作確認の対象外となります。

レスポンシブ化のメリット

更新の手間を省くことができる

ページが二つあれば、更新しなくてはいけないページや箇所も増えます。
レスポンシブ化されていないページはレスポンシブ化されているページより2倍の仕事量にあると言えます。
作業の効率化を考えればレスポンシブ化が望ましいです。
現在はWordpressといったCMS(ブラウザ上から更新できるサイト)が一般的なこともあり、2010年代前半から半ばにかけてレスポンシブ化が進みました。

SEO対策

仮にトップページが従来のように2ページ存在している場合、Googleといった検索サイトはどちらの内容を基準に検索結果の順位を決めるのか困ってしまいます。ですからGoogleはサイトのレスポンシブ化を推奨しています。
しかも現在は基本的にスマホ対応されたページを基準に検索結果の順位を決めています。(モバイルファーストインデックスと呼ばれる仕様です。)
従来のモバイル版サイトはパソコン版より内容が少ないことが一般的であるため、パソコン版のトップページにいくら文章を追加しても検索結果の上昇に影響を与えません。
こういったことをなくすため、どんな端末で見てもほぼ同じような内容であることが望ましく、レスポンシブ化が一般的となりました。

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