先日、SEO上の理由からサイト内の全ページのh1タグを統一してくれというご依頼をいただきました。
個人的にはh1タグはページ固有の方がいいと説明した上で、どうしても、ということだったので対応させていただきました。
h1タグの役割は外見上のタイトル
h1タグというのは外見上のページのタイトルとなります。内面的にはタイトルタグというものがあり、検索結果に表示されるのはタイトルタグの中身です。
Wordpressのような、管理画面から更新するタイプのサイトで、技術的な問題からh1タグの中身が全ページ一緒になってしまうケースはあるんですが、意図的にサイト内の全ページのh1タグの中身を統一するというのはあまりない依頼でした。
h1タグの中身がSEOに与える影響
結論から言ってしまえば、ターゲットとなるキーワードが1つしかない場合は統一することが無駄だとは言えませんが、現在ではh1タグの中身が統一されていようが、統一されていなかろうが、上位表示させることが難しいのではないかと思います。h1タグだけでなく、現在は1つの要因だけで検索結果の順位が短期間に劇的に変化することはないと思います。
小規模サイトが少しでも検索サイトからユーザーを獲得しようと思えば、ターゲットのキーワードは複数あった方が有利なので、やはりh1タグの中身はページごとに変えるべきでしょう。
差別化されているかが問題
これだけサイトがたくさんあると、タグの設定よりページのタイトル(=多くのサイトの場合h1と共通になっています)が差別化されているのかの方が大切でしょう。
「ホームページ作成」というより「枚方で作成費を抑えてホームページを作成したい場合はアドベネックにご依頼ください」というタイトルの方がいい、ということですね。
ホームページ作成のみだと、作りたい人向けのページなのか、作って欲しい人の向けのサイトなのかわかりません。
後者ならそういった問題が発生しませんよね。