WordPressを用いたホームページ作成を請け負う際の注意点をまとめておきます。
WordPresssの構成要素
WordPresssはファイルとデータベースで構成されています。
外見的情報はファイル、投稿内容はデータベースに格納されています。
ファイルのアップロードはFTP情報が必要です。
データベースの作成にはサーバの管理画面のログインが必要となります。
依頼主側で必要な情報をセッティングできるなら、サーバの管理画面へのログインは不要となります。
ファイルのアップロード・ダウンロード方法
ファイルはFTP情報があればアップロード・ダウンロードが可能です。
ただし、これだけではWordpressの管理画面のログイン方法はわかりません。
作成済みWordpressを更新する際には管理画面のログイン情報が必要となります。
WordPressの管理画面のログイン情報がわからない
データベースに直接アクセスできれば、ログイン情報を書き換えることが可能です。
また、管理者メールアドレスを書き換えて、パスワードを再設定する方法もあるのでご相談ください。
データベースに直接アクセスできる方法はいくつかありますが、サーバの管理画面の情報を教えていただくのが一番簡単です。
データベースの移行方法
新規案件であれば、本番のデータベースをそのまま利用できますが、多くの場合開発環境でデータベースを構築し、本番公開時にテストサーバのデータベースを移行させます。
Wordpressの拡張機能を用いれば、異なるサーバのWordpressのデータベースを移行させることが可能です。
また、データベースの管理ツールを用いて、データベースを移行する方法があります。
古いWordpressをリニューアルする際は注意が必要です。
サーバの設定を変更する必要があるほど古いWordpressを新しくする場合、1度の移行では対応できないことがあります。
設定を変更してしまうと、Wordpressの表示側・管理側どちらもアクセスできなくなるケースがあります。(PHPのバージョンを変更したことによって正常に動かなくなる)
Wordpressの拡張機能を用いたデータベースの移行のみしかできない業者には注意が必要ですね。
アクセス認証について
サイトにアクセスすると、ユーザー名とパスワードを入力しないとページが表示されないケースがあります。これをアクセス認証を言います。
一部のサーバではサーバの管理画面からではないと、アクセス認証を設定できないサーバがあります。
開発前にサイトにアクセスさせないようにしたい場合は、やはりサーバの管理画面のログイン情報が必要となります。
サーバの仕様によって設定可能かどうかが異なります。
現在のWPの最新バージョンは 6.7.1(2024年11月現在)です。
古いサーバの場合インストールできないので、リニューアル案件の場合は受注の際にMySQLのバージョンとPHPのバージョンの確認お願いします。
まとめ
Wodpressでのホームページ作成を依頼される場合、サーバと契約済みであればサーバの管理画面のログイン情報とFTP情報が必要です。
新規で作る場合と古いサイトを新しくする場合では作業内容が異なるのでご相談ください。
サーバ側でWordpressの要件定義に関わってくる主な機能はmySQLとPHPのバージョンです。切り替えると古い設定ではサイトが見れなくなってしまうのでご注意ください。