アドベネックでは特定のキーワードに対して上位表示を狙うなら、SEOではなくリスティング広告を使うことをおすすめしています。
その理由はSEOは競合が強い場合中小企業では勝負にならないケースがありますし、リスティング広告の方がリンク先を指定したり、表示地域を限定できたり運用の上のメリットがたくさんあるためです。(逆に対して対策しなくても上位表示されることもあります。)
しかし、検索ボリュームが少ないキーワードだったり、人気のないキーワードの場合リスティング広告は使用できません。
自分たちで検索サイト対策をしたい場合のポイントをまとめました。
1ページ単位の質を上げる
順位決定のアルゴリズムが高度になった為、昔のように外部リンクを集中させるだけで上位表示させるといったSEO業者がやりそうな手法は現在では通用しません。
簡単に言えば1つの施策で順位がジャンプアップするとは考えづらいのです。
それでも検索エンジンからの流入を増やしたい場合1ページ単位の質を上げることが重要です。ページの質を上げるには下記の点に気をつけてください。
- 主題はユーザーが求めているものを選び、且つ満足度の高い内容にする。他のひとが取り上げていない内容ではあればなお善し
- ページタイトルにキーワードを含める
- キーワードを省略しない(「あれ」と「これ」といった指示代名詞は用いない)
- 文章以外の表現方法も使う(画像や動画)
- 段落の要約として見出しタグを用い、見出しに段落の結論を書く
- 重要なことはページ上部に記載する
- 理解が難しくならない範囲でなるべくたくさんの語句を用いる
- 文章量が多い方が表示回数が増える傾向はありますが、明らかにユーザーにとって不要な情報で文章量を増やさない
単語の多さや文章量の多さは表示回数の多さに直結しますが、内容が中途半端だと表示回数ばかり増えてクリックに至りません。原因は検索結果の順位の低さでしょう。
上記の基本を守っていても検索順位が上がらない場合、このページの検索を終わらせることを意識してください。Googleの理想としてはユーザーの検索を終わらせるページを上位ページさせるでしょう。(この点は後述します。)
見出しにキーワードを含めることはSEO上有利に働くか
h2以降の見出しにキーワードを含めることはSEO上有利に働くか、従来はキーワードを含めるべきで、SEO的にも効果があるという意見も多かったんですが、現在は意識しすぎだとされているようです。
見出しは本文に比べて見やすい体裁になっているはずなのでSEOというよりはユーザーが欲している情報を見つけやすくするための見出しになっていると良いですね。
リンクさせる
上位表示させたいページに内部・外部リンクを集中させてください。リンクする際のテキストがリンク先のタイトルと合致していれば理想的です。
外部リンクは昔ほど力はないですが、様々なメリットがあります。リンクを買うのは禁止事項ですが、なるべくたくさんのページからのリンクを獲得しましょう。
(そのためにはやはり人に勧めたいと思わせる質の高い内容でなくてはなりません!)
内部リンクが集中しているページもそのサイトで重要なページですから内部リンクも集中させておきましょう。
その際、サイドやフッターなど目につかないところではなく、文章中のテキストを用いてリンクさせてください。
内部リンクも量が多い方が良いので、ある程度のページ数が必要になることが分かります。
ディスクリプションを調整する
検索結果のタイトルの下に表示されるディスクリプション(説明文・ページの概要)を調整してください。ディスクリプションに含まれる語句は順位に影響しないとされていますが、検索結果に表示された際のクリック率には影響します。(自分が探している情報が含まれていることがわかったり、キャンペーンで割引中などの語句が含まれているとクリックしたくなりますよね。)
ディスクリプションのなかにキーワードを含めるかどうかは限られた文字数の中でユーザーに訴求できる情報になっているかどうかを考慮してください。
キーワードで表現できていることをディスクリプションにも含める必要は全くありません。
クリック率は順位に影響しているか
個人的には影響していると考えています。ディスクリプション内のキーワードを削ったからと言って即順位に影響する事はありませんが、変更した結果クリック率が落ちた場合は順位に影響する、といった感じです。ただ、自分でもクリックできることから、中小企業レベルであればその影響力はそこまで大きくないと考えています。
検索とは問題を解決するためにする行為
Googleは公には同社のサービスであるアナリティクス(アクセス解析)の内容を考慮して順位は決めていない事になっているので、CV率や直帰率などは順位に影響していないはずですが、どこで検索を終えているのかは見ているのではないかと言われています。(検索を終えたページ=ユーザーの問題を解決したページ)
GoogleはAIを用いて検索結果に表示されたら高い確率でクリックされ、且つユーザーの問題を解決するページを上位表示させようとしているのではないかと思います。
(しつこいようですが、だからこそ1ページ1ぺーじが質の高い内容でなくてはなりません!)
もっとも大切なのは結果を確認すること
競合がひしめいているキーワードでは最初から高い順位を獲得するのは難しいでしょう。SEOは文字通り最適化していく必要があります。ですから、必ず作成したページがどれだけ検索結果に表示されているか、ページビューがあるか、などを確認しましょう。
作成したページの順位が低い、検索結果に表示されない、ページビュー、直帰率が高いといった問題はSearch Consoleやアナリティクスで確認することができます。
確認する方法がわからないという方は制作会社にお問い合わせください。(お問い合わせいただいたら設定など確認させていただきますよ。)
サービスや情報を信じすぎない
Search Consoleやアナリティクスはよくよくみると辻褄があっていないことがあります。(サイトの構成上設定しきれないケースがある)
また、セミナーなどに参加した方がその内容を信じすぎる方も多いのです。SEOに関するブログもたくさんありますが、自分にも当てはまるのかどうかはやってみないとわかりません。
トライアンドエラーを繰り返しましょう。
これだけやっても報われないかもしれないのがSEO
競合が強すぎる場合(賃貸系キーワードに対するSUUMOなど)上位表示が難しいでしょう。
ただ自然検索からの流入数は増える可能性が高いです。お金をかけたくない。SNSも苦手と言う場合はSEOくらいしか流入を得られるチャネル(流入経路)がないですから、SEOをがんばりましょう。