SNS活用の前に知っておきたい基礎知識

post on 2020/05/07

カテゴリー:SNS

FacebookTwitterYoutubeソーシャルネットワークサービスハッシュタグ

facebookやTwitter、Youtubeなど今は様々なSNS(ソーシャルネットワークサービス)が存在しています。
SNSはユーザー同士がお互いの投稿をフォローしあい、情報発信(共有)・情報収集どちらにも活用できるサービス。
ホームページとは特徴が異なり、運用には基礎知識を持っておく必要があります。

SNSとブログの違いは投稿内容と表示形式

ブログとの大きな違いは投稿の内容が短くシンプルで得意なテーマを持っていることと、表示がタイムライン形式であることです。
その他にも自身の投稿を別のユーザーが拡散してくれるところもブログとは異なります。(平たくいうとブログよりバズりやすい)
そして、ホームページは検索サイトで検索されることを想定しますが、SNSはそのSNS内で検索されることを想定します。
その際利用したいのがハッシュタグ。
ハッシュタグを使うとSNS内での検索にヒットするようになります。SNSによって効果の度合いが違いますが、ハッシュタグをつける習慣をつけておきましょう。
ハッシュタグの書式例はこちらを参照してください。

SNSごとのテーマにあった内容にしましょう

SNSは様々存在しますが、各々が共有するテーマは持っています
facebookなら個人のスキルやビジネス、Tiwtterなら時間(イベント)、Youtubeなら動画、インスタなら画像といった感じです。
表示される文字数も異なります。
テーマにあった投稿を心掛け、実際の表示をパソコンと比較すると使用者が多いスマホで確認しましょう。

文字数制限に注意

前述の通り、SNSには文字数制限があり、表示される文字数も異なりますからブログより文章を短くしなくてはなりません。
初期に表示されている領域で必ずフォロワーにメッセージが届くようにしましょう。
一見使い勝手が悪いように思えますが、表現方法が限られているがために投稿がシンプルになり、伝わりやすい情報となるのです。

タイムライン形式は投稿がすぐ流れてしまいます

タイムライン形式とは、様々な投稿者の投稿が時系列に並んでいることです。
(正確に言うと時系列ではありません。ややこしいので後述します。)
フォローしているユーザーが多ければ、それだけたくさんの投稿が並ぶため、すべての投稿を確認することは不可能です。
フォロワーさえいれば、そのフォロワーさんの目に留まる可能性が高い反面、1つの投稿の影響力はほんの一瞬であることが最大の特徴です。

自身の投稿がどれくらいの人に届いているか確認しましょう

SNSはインサイトと呼ばれるアクセス解析のような機能がついており、自身の投稿がどれくらいの人に届いているか、どのようなリアクションが得られているかなどを知ることができます。
ホームページ同様、投稿して終わりではなく最適化・PDCAサイクルといった運用を行ってこそ初めて質の高いアカウントを作ることができるのです。
日々の投稿とフォロワー分析はセットだと考えてください。
専門的でご自身だけで運用するのは難しいと思いますが、SNSの投稿を代行するのは専門知識が必要で時間もかかりコストも上がります。
最初だけ手伝ってもらって慣れてきたら自社で運用が理想でしょう。

フォローし続けてもらうためには共感してもらう必要がある

SNSを少しでも続けている人はわかると思うのですが、なんらかのきっかけでフォローしたユーザーの投稿を不快に思うことがあります。
その場合、対象者が知り合いではなければフォローの解除や、ミュート(フォロー状態が維持するが投稿は表示されない)、ブロック(投稿を一切表示しないし、あちらがこちらの投稿を見ることもない)します。
フォロー解除の多い理由は「投稿が多すぎる」。SNSで情報収集している人間からすれば、興味のない話・趣向が合わない話はフォローするだけスペースの無駄ですもんね。

特に注意いただきたいのは、仕事の話しかしないアカウントは同業者以外には嫌われがちだということです。
自分の興味のある話題や友人の近況が知りたいがためにやっているSNSで企業の宣伝を見つづけたいと思う人はいないでしょう。
僕個人としては企業アカウントであっても、主に配信すべきは役立つ情報であったり、面白い話題だと考えています。もちろん人によっては癒されたい、可愛いものが見たいという人もいるでしょう。その場合は投稿に映像や画像があった方が良さそうですね。
ですから、本業の話など自身の主張は2割・3割程度で多すぎるくらいでしょう。宣伝ではない仕事内容の紹介(邪な心はなしで。)はありだと思いますが、いきなりSNSを頑張り出した人にありがちな邪な心が見える投稿の連発は避けましょう。

また、自身の投稿がフォロワーにどう思われているかは前述のインサイトで判断しましょう。
まず投稿が見られているか。そしてその投稿にどういうリアクションをされているのかがチェックポイントでしょう。
企業アカウントは特に数字だけに着目するのではなく「愛されるアカウントになっているかどうか」をみんなで話し合ってください。

不特定多数が相手なら敵対心を生むような投稿は避けましょう

不特定多数を対象にしているなら、1つの投稿で各個人の趣向に合わせることが難しいため、なるべく敵対心を生むような投稿は避けましょう。
自分にとって正しいことが相手にとってもそうであるとは限りませんよ。

また、タイムラインは時系列に並んでいると書きましたが、正確にはユーザーが興味のありそうな情報を最初に表示する傾向を持っています。ですからSNSの投稿は時系列に並んでいません。
ここで疑問に思うのはSNSはユーザーが興味をどうやって判断しているかです。

SNSはどうやってユーザーが興味のありそうな情報を判断しているのか?

ユーザーがフォローしているアカウントや、リアクションの数でユーザーの興味を判断しているとされています。
ですから、とりあえずノルマをこなすために投稿しているようなアカウントは上位表示されなくなり効率が悪くなります。
人が「いいね」などリアクションしやすい投稿を心がけましょう。

もちろん、ここでSNSが判断してるユーザーの興味はSNS広告にも利用されています。
近年、別のサービスがSNSに情報を送っているというのが話題になっていますが、送られた情報は投稿の表示順もしくは広告を表示するか否かに利用されていると考えられますね。

SNSの秘訣はフォロワーさんの確保とネタの供給

SNSを続けるために必要なこと、それはフォロワーさんと投稿し続けるためのネタとです。

フォロワーさんの確保

フォロワーとは自分の投稿を受け取ってくれる人です。ですからSNSの最初のハードルは自分のアカウントをフォローしてもらうこと=フォロワーさんを確保することです。
当然ながらフォロワーさんが少なければそこから得られる結果も少なくなります。
もちろん、自分の商売相手であることが望ましいですが、facebookなど実際の人間関係を活用するためのSNSではフォロワーさんの多くが知人になることもあります。
自分たちのフォロワーさんが商売相手で、なおかつ情報を必要としているとなら宣伝投稿もよいでしょう。そうではなく自身のフォロワーが知人主体である場合は直接的な宣伝を避けて、自分の仕事を認識してもらうことこの人に誰かを紹介してあげたいと思わせる投稿をおすすめします。

みんなで拡散しましょう

よくSNS担当者だけで結果を求められるケースがありますが、少なくとも社内の人間は拡散に協力するべきです。
協力方法は担当者の投稿をリツイート(シェア)するだけでも良いです。
社員さんによっては拡散に協力したくない(仕事とプライベートは切り離したい)という方がいらっしゃいます。
個人のアカウントを仕事のアカウントを分けて対応する人もいるでしょう。しかし、個人のアカウントはフォロワーさんが100人いるけど、仕事用のアカウントは2,3人しかいないといった方が仕事用アカウントで拡散して、それを協力と呼びますか?そういう方は協力を強要しない方がよいでしょう。
逆に言えば、フォロワーさんが多い人をそれだけで能力だと判断する会社もあるということですよね。

手っ取り早くフォロワーを獲得する方法もあります。

ゲームでもSNSでも手っ取り早く厄介なことを終わらせる方法があります。それが課金です。
SNSで言うとSNS広告ですね。
通常のフォロワーさんは自分の都合でフォローするアカウントを決めているので、自分たちのビジネスに興味を持っているか判断できません。
しかし、SNS広告であれば地域や趣向で自分たちの投稿を表示させるアカウントを決めることできます。(厳密にはフォロワーではありませんね。。。)
facebookといったSNSでは知人主体である弊害を広告で回避することができます。半面、人脈を活用するfacebookの特徴も捨てることになります。
広告を活用する場合は絶対に利益につながる導線を描いておく必要があるので注意してください。

投稿し続けるためのネタの確保

担当者の方が苦労されるのが「投稿するネタがない」という状態です。
宣伝しか頭にないアカウントは早晩息詰まるでしょう。自分たち自身が投稿を楽しまないと、フォロワーさんも楽しくなりません。
宣伝の割合を減らして、自らの投稿しやすく、ユーザーさんに役立つか楽しんでもらえる情報配信を計画的に行いましょう。
特に繁忙期は投稿が少なくなりがちです。投稿のストックも用意しておくことをおすすめします。

ネタ切れの時に活用したいのはリツイートやシェアといった他者の投稿を利用です。
フォロワーにとって有益であるなら、何も自身で投稿内容を考える必要はありません。リツイートやシェアを活用しましょう。
逆に言えば、常にリツイートやシェアするネタを探している人がいるということです。
拡散しやすい投稿も心がけましょう。
リツイートやシェアされ、見知らぬ人に初めて投稿を見てもらった時、そのユーザーがあなたのプロフィールを確認するでしょう。
ですから、プロフィールを適当に入力しするのはおすすしません。

SNSの同時運用は無謀な戦線拡大

SNSをいくつも運用する方が拡散力があるというのは正しいようで正しくありません。
各SNSは特徴を持っており、フォロワーさんの特徴も違います。
それを同時に運用して費用対効果を得られるかどうかはよくよく判断すべきで、多くの場合無謀な戦線拡大に終わるでしょう。
もしどうしても同時運用したいなら短期決戦で行くか、コストのかからない方法で運用するしかありません。
担当が社員さんの場合コストが変わらないことをいいことに、複数SNSを運用せざる得ない状況に陥ることがあると思いますが、それが必ずしも効率的ではないことを指示側の人間も理解しておく必要があります。
もちろん、根性でなんとかならないこともないかもしれませんが、IT系の技術はすべて合理的・効率的であり、その上娯楽性がなければ成り立ちませんよ。
SNSの運用がノルマになってはいけません。仕事してるより楽しいぐらいでちょうどいいのではないでしょうか。

SNSが繰り出す攻撃の受け皿としてブログを活用する

投稿の効果が短いSNSを使用する際に知っておきたいのがホームページやブログへの誘導です。
複数のSNSへ同じ内容を投稿する際はそれぞれのSNSに投稿するのではなく、一度ブログに投稿し、その投稿を様々なSNSで投稿することをおすすめします。ホームページではなくブログを受け皿として活用しやすい理由は自社で作成することができることからです。
費用対効果が明確な場合はランディングページを作成し、それを受け皿にしても良いでしょう。

ブログはデザインや内容をカスタマイズできるため、サイドや下部に宣伝を入れたりすることやフォームといった機能ページに誘導することができます。
ですから、SNS活用の一つのモデルケースとしては一定数のフォロワーさんが適度にリアクションしてくれ、ホームページ訪れ、ブログページにある宣伝を目にしたり、お問い合わせや購入などコンバージョンを得られることですね。
もちろん。フォローからコンバージョンの一連の流れ(=絶対に利益につながる導線)がSNSだけで完結するなら問題ありませんよ。

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