先日、息子と実家に帰った際に急遽昼ごはんを食べて帰ることになり、父が散髪に行っている間に散髪屋の近所のスーパーで焼きそばを買いに行きました。
そのスーパーには幾つかのメーカーの焼きそばが売られていて、普通の焼きそばと「評判の」とパッケージに書いてある焼きそばがあり、自分はその評判を一切に聞いたことのない「評判の焼きそば」を買ってしまいました。
今の流行りで言えばエビデンスがないのにも関わらず、主観的な「おすすめ」よりも客観的な「評判」の方がいい感じがするから不思議です。
人が商品を選ぶ理由は大したことない
もちろん単価が安いという理由はあると思うのですが消費者は作り手ほど思い入れを持って商品を手に取るわけではありません。
もっと言えばなぜ自分が多数ある同種の商品からその商品を選んだかを説明できないとも言われています。
このことから、作り手側が消費者の動向を予測するのは限界があるのではないでしょうか?
自分たちばかり見ていてはうまくいかないこともある
前述の焼きそばを手に取った理由を自己分析すると、近頃読んだ本のテーマのアーンドメディア(口コミですね。)の意識があったのではないかと思います。それでたまたま評判というキーワードに引っかかった。
焼きそばの販売業者のマーケティング担当がこの時の自分の心の動きを予測するのはほぼ不可能なことで、アーンドメディアの把握はサイト運用の流行りになっていることもあり「自分の商品はどうやったら売れるか」よりも「世間では今これに意識が行っている」ということにアンテナを張っている人間が結果を出すのではないかと思った次第です。
もしかしたらより麺や原材料の話を記載した方が売上が上がるのかもしれません。ですが実際はそんなうまくはいかないですよね。
ご自身のサービスや商品をどれだけ見ても結果が出ない時は世間の波の乗ってみるのも手だと思いますよ。