コンバージョンさせるためのサイト構成

post on 2020/04/23

カテゴリー:ホームページ

コンバージョンランディングページ広告流入経路

特集ページを追加しても効果が表れない場合、ホームページにどういう問題が起こっているかを見てみましょう。
ポイントは「ステップ数の削減」「適切な選択肢の提示「流入経路の確保」の3つです。
裏を返せばページそのものデザインやコーディングは全体から見ればたくさんある最適化対象の1つでしかなく、それ以前に様々なハードルを下げていく必要があります。

コンバージョンの大敵、ステップ数

ホームページに訪れて目的のページに誘導する上で必ず弊害になるのがステップ数です。フォームの送信完了画面がコンバージョンだとすると、そこに至るまでのページ数などがこれにあたります。
ページを遷移する過程で必ず離脱者が出るため、ステップが多ければ多いほどコンバージョンしにくく、チェックしなくてはならい箇所が増えてしまします。
ですから、ステップ数が最小であることが望ましいのです。

コンバージョンまでのステップ数

適切な選択肢の提示

もう一つ考えていただきたいのが適切な選択肢の提示です。
特集ページはトップページからリンクするケースが多いですが、トップページはホームページの「目次」であるため、リンクが網羅されているケースが多いです。
それでは、トップページに訪れたユーザーが特集ページを選択する確率も少なくなってしまいます

別の特集ページに行ってしまう

行かせたい特集ページ以外へのリンクが多ければ多いほど、最初のステップで離脱者が出てしまいます。
近年スマホでの閲覧が主流になっていることで、多くのポータルサイトのトップページがシンプルになっていると思いませんか?
長年使っているホームページほど様々な特集ページが乱立しており、迷路のようになってしまいます。
画面領域が極端に狭い今のご時世、多くの選択肢の中から自分たちが推しているページに遷移させるのはそれだけで至難の業なのです。

ステップ数を減らし、離脱させない構成がランディングページ

ランディングページはユーザーがサイトに訪れる際に最初にアクセスしたページを指します。
広告とセットになっているランディングページは、ランディングページ自体に問い合わせのフリーダイアルのリンクやフォームを設置し、ステップ数を極限まで減らします。

ステップ数を削減!

また、ランディングページは他のページへのリンクを敢えて設置しません。
0か100かの賭けですが、コンバージョンしなければ流入・ステップ数・選択しは最適化されているため、内容が悪いと割り切ることができ、運用時にチェックしなければならないことが減らせるため、最適化しやすいメリットがあります。
広告とセットになっている理由はその種のランディングページは流入する力がまったくないためです。
流入する力がまったくないがために、最強の流入経路である広告をセットにするわけです。

ランディングページは広告とセット

広告費と広告の最適化という作業は発生してしまいますが、そこに利益が発生することが確実であれば、あとは結果と費用対効果を管理すればいいだけなので、採算に合うなら続けるべきですし、合わないのなら撤退するだけです。

ランディングページの制作はものすごく高い

ランディングページは通常のホームページとは異なり、デザイン以前にターゲットの設定、流入経路の確保を計画しますし、公開後も最適化作業を行います。
そのため、例え1ページであっても数十万、高いところだと100万以上かかるケースもあります。
それだけ費用がかかっても、元が取れることが前提でとれる戦略と言えますね。

流入経路の確保

ランディングページが広告とセットになっている理由はご理解いただけたと思いますが、それでは通常のホームページはどうなっているかというと、費用が掛からない流入経路に頼っているケースがほとんどです。
例えばSEOであれば費用をかけずに流入数を得ることが出来る反面、ユーザーの目的は多岐にわたります。
SNSは発信者の影響力がプラスに働きます。半面、一つの投稿の効果は数分でなくなってします。
外部ページや、ダイレクト(メルマガや名刺・メールの署名など。印刷物などもここにカウントされます。)も流入数確保にプラスに働きますが、SEO以上に訪問の目的がわかりません。
いろんなデメリットがありますが、それでも何もしていないよりはマシですよ。母数を増やすことが目的になってしまわないように注意しながら、日々流入数を増やす努力をしましょう。

外部からのリンクはどこにランディングする?

SEOや外部からのリンク、ダイレクトなどの多くはトップページへリンクさせているはずです。
広告やSNSはリンク先を自分で指定できるため、特集ページに直接リンクできる(=ステップ数を省略できる)メリットは甚大です。

サイト内リンクの重要性

いまイチオシだからトップページにバナーを張るというケースがありますが、それだけでよいのでしょうか?
例えばサイト内の全ページからイチオシの特集ページへのサイト内リンクがあったら、それだけで一気に特集ページへの流入経路が増えませんか?
内部リンク数の多さがそのサイトにおける需要度の指標になるのは、流入経路を増やすということはそれだけ重要であるということを意味します。
これは特集ページのSEOにも影響します。

「ステップ数の削減」「適切な選択肢の提示」は内部対策、「流入経路の確保」は外部対策と分類されます。
それぞれ最適化させようと思うと日々なんらかの作業をしなくてはなりません。
制作だけであとは結果待ちでは絶対にコンバージョンは増えないので、アクセス解析が必須となってくるのです。

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