実家の風呂場に見るユーザビリティ

post on 2017/07/31

カテゴリー:ホームページ

ユーザビリティ

先日、実家に泊まったのですが実家を離れて何年も経つので風呂に入るのも一苦労でした。

脱いだものはどこに入れるのか?

脱衣所で脱いだものをどうすればいいのかわかりませんでした。
カゴが複数と洗濯機にもたまに洗濯物が入っていた気もします。
しばし迷った結果キッチンにいる母に確認したところ、

「白いやつに入れとおいて」

と言われたのですが、脱衣所にある、洗濯物を入れられそうなカゴや洗濯機は全て白でした。。。

正解がどうかはわかりませんが一番容量が大きそうなカゴに入れておきました。
母にとっては毎日使うものなので「白いやつ」をイメージしていたとは思うのですが、「白いやつ」そのもののイメージが強すぎて、その他のカゴも全て白いことは思い浮かばなかったんだと思います。

ここからたくさんの情報を持っている人間は情報を持っていない人間に対する指示をよく間違えることがわかります。

シャンプーはどこだ?!

お風呂に入った後も困りました。シャンプーやリンスみたいなものが似たようなデザインのお洒落なボトルに入っていたのです。
ボトルは5,6本あり、父と母でシャンプーが異なるような気はしたのですがそもそもどれがシャンプーかすらわかりません。

そんな中、馬の絵が描いた馬油シャンプーだけには恐らく購入したボトルのままでシャンプーと書いてありました。どことなく母のもののような気もしましたが、確実なシャンプーはこれしかありません。
もしかしたら、これ以外にも自分にピッタリなシャンプーがあったのかもしれませんが、書いてなければないのと一緒。結局「馬油シャンプー」を使いました。

自分にとってベストなものが他にあったかもしれないですが、確認する術がない以上もっとも確実な選択肢を選択するのが人情ってもんですよね。

ボトルが統一されていることで見た目はいいのですが不特定多数が使うような場所ではよほど気をつけなければ実用性と言う面では返って使用者を困惑させてしまいます。
注意が必要ですね。

自分がいつも見ている自社サイトだと、「これくらいの曖昧な表現はわかってくれるだろう」という期待を抱いたり、そもそもユーザーが困惑すること自体に想いが至らなかったりします。
結局は使用者を迷わせてはその時点で負け。サイトを作る上での基本中の基本だと思います。

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